躯体整形

躯体整形(ハツリ工事)

「躯体整形」リノベーションの醍醐味とも言うべき工事です。
竣工時に設計された間取りや躯体を、現在のニーズに合わせて創り直します。
今回の代表的な個所を例に挙げて説明していきますね。

既存トイレ

既存の1Fトイレは、便器の奥に収納スペースが設けられていました。
下記図面ののラセン階段の内部が上記「トイレの奥収納スペース」になります。
私が使用していくにはデッドスペースになってしますので、ラセン階段をハツリ、開口していきます。

躯体整形
この現状を…….。
躯体整形

こんな感じで開口しました、本来であれば構造計算による根拠が必要ですが、
今回の発注者は私で施工管理者も私なので、経験的に問題なしと判断しました。
耐力壁や外部と接している構造体を斫る際は必ず専門に計算させてから行って下さい。

躯体整形
トイレ入口も、少し低い….。
躯体整形

上部をカットします。

ハツリ工事は、粉塵が発生しますので、内部解体→躯体整形の流れで、行いましょう。
建築の「粉もの」作業となります、躯体整形はハツリ→ブロック→左官の順で行っていきます。
粉塵マスクと保護メガネは必ず着用しましょう。